サービスについて

  • Q1 訪問マッサージって、何ですか?
    主治医の同意のもと、寝たきりや歩行困難によって通院が困難な方のために施術師がご自宅や施設にお伺いして行う施術サービスです。マッサージを中心に、関節拘縮に対する徒手矯正、運動療法などを行い、ご利用者の身体機能・生活動作の向上を目指していきます。

  • Q2 普通のマッサージと違う点は?
    一般的なマッサージと比べると医療的な側面がより強く、筋緊張緩和や血行促進を目的とした施術のほか、身体機能の向上を目指す関節可動域訓練、筋力トレーニング、機能訓練などが必要に応じて加わります。また、セラピストの定期的な訪問もご利用者の喜びにつながる場合があります。

  • Q4 1回の施術時間は?
    1回の施術は概ね20~30分となります。ご利用者お一人おひとりの問題解消を第一に考え、適切な時間で施術を行います。
  • Q5 訪問してくるのは、どんな人ですか?
    「鍼灸師」「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を取得した者がお伺いします。当センターのスタッフは充実した社内研修で高度な技術・知識を吸収していますから、安心して施術サービスをお受けいただけます。

  • Q6 自宅や施設で受けるマッサージとリハビリの違いは?
    マッサージは、筋緊張の緩和や循環の改善、関節拘縮の予防などを目的に機能の維持・回復を図ります。そのほか、筋力の低下防止を目的とした抵抗運動(マッサージ師の指導)を取り入れています。

    一方、リハビリは次のような目的を達成するために、体操や運動、マッサージ、電気刺激などを行います。

    • 日常生活に必要な基本動作を行う機能の維持・回復(理学療法士の指導)
    • 工作や手芸、家事など、日常活動と同様の動作を通じた心身の機能と社会適応力の維持・回復(作業療法士の指導)
    • 発声や発語などの言葉の訓練、嚥下の機能訓練(言語聴覚士の指導)

サービス利用について

  • Q1 利用するのは、どんな人ですか?
    主に、次のような病名や症状の方がご利用になっています。
    脳血管障害(脳梗塞や脳出血)後遺症、変形性腰椎症、変形性質関節症、関節リウマチ、腰椎椎間板ヘルニア、認知症、脳性麻痺、頸髄損傷、脊柱管狭窄症、悪性新生物、パーキンソン病、筋ジストロフィー、ニューロパチー、糖尿病、多発性筋炎、筋萎縮性側索硬化症、バージャー病、四肢筋力低下

  • Q2 訪問してくれるのは、どの地域ですか?
    原則として、当センターから片道??キロ(直線距離)までが対応地域となります。

  • Q3 サービス利用に年令制限はありますか?
    特にありません。ご利用者の大半が65歳以上ですが、30代の方や、特殊な疾患により低年齢の方もいらっしゃいます。
  • Q4 サービス利用に回数制限はありますか?
    特にありません。何度でもご利用いただけます。
  • Q5 介護保険の要支援認定者でも利用できますか?
    要支援でも、状態により訪問マッサージをご利用になっている方もいらっしゃいます。ご相談や問診は無料ですので、まずはご連絡ください。

  • Q6 リハビリは家族の同伴が必要ですか?
    いいえ、施術はご家族と一緒でなくてもできます。実際のサービスでは、お一人でお住まいのご自宅にお伺いして施術を行う場合も少なくありません。

  • Q7 お試しコースはありますか?
    あります。本格的にサービスをご利用なさる前に、無料の「体験マッサージ」で施術内容を実際にお試しいただけます。

  • Q8 サービス利用に必要なものはありますか?
    ご利用者の主治医による同意書が必要となります。医師が「歩行が困難で、往療(自宅までセラピストが伺い、マッサージを行うこと)が必要」と診断した書類です。詳しくは専門スタッフが最初に訪問する際にご説明いたします。

  • Q9 高齢者施設でも利用できますか?
    基本的には、ご利用いただけます。ただし、施設により対応が異なりますので、まずはご入居の施設にご相談ください。
  • Q10 サービスを利用する曜日や時間は指定できますか?
    できます。ご利用者のご予定を最優先します。ただし、移動距離やスケジュールの問題によりご検討いただく場合もございますので、ご了承ください。
  • Q11 1週に何回ぐらい利用すればいいでしょうか?
    1週間の回数は、ご利用者お一人おひとりの身体状態、症状などをふまえて決めています。機能改善やリハビリは週3回、現状維持は週2回が目安となっています。
  • Q12 契約は必要ですか?
    いいえ、不要です。重要事項に関しては、初回訪問時に書面でご説明いたします。
  • Q13 ショートステイ先でも利用できますか?
    可否は、ご利用の施設により異なります。施設から許可が下りれば、訪問してサービスをご提供いたします。
  • Q14 入院している病院でも受けられますか?
    病院に入院中の方は、訪問の施術を受けることはできません。
  • Q15 自宅や施設で準備するものはありますか?
    特にありません。必要なものはセラピストが持参します。
  • Q16 訪問時間は正確ですか?
    はい、決められた時間にお伺いします。天候や交通の事情で10分以上遅れる場合は、ご連絡を差し上げます。
  • Q17 障害者手帳は使えますか?
    いいえ、障害者手帳だけでは費用軽減にはなりません。障害者医療受給者証(マル障)をお持ちであれば、負担金不要あるいは1割負担となる医療費助成が適用されます。

費用について

  • Q1 1回の利用料金はどのくらいですか?
    保険の自己負担割合が1割負担の方の場合、平均すると1回300円~500円の料金でご利用いただけます。ただし、施術内容により異なりますので、ご相談時にご確認ください。

  • Q2 高額療養費の助成対象になりますか?
    一般的に、訪問マッサージにかかる金額だけで高額療養費の対象になることはありません。ただ、他の医療費と合算すると可能です。また、確定申告では医療費控除の対象になりますので、領収書は大切に保管ください。詳しくは、ご加入の医療保険にお問い合わせください。
  • Q3 特定疾患医療費助成の対象になりますか?
    国や自治体が認めた特定の病気に限り、保険内の医療費を助成する「特定疾患医療費助成制度」では、個々の所得状況に応じて自己負担額が異なります。傷病名に関わらず医師が訪問マッサージの必要があると判断した場合には「同意書」が作成され、保険が適用となります。
  • Q4 どのような方法でお支払いすればいいでしょうか?
    1ヶ月ごとの「現金お支払い」になります。翌月の初回の訪問時に請求書をお持ちいたしますので、現金をご用意ください。
  • Q5 キャンセル料はかかりますか?
    いいえ、かかりません。ご都合が悪い際は、ご連絡いただくだけで大丈夫です。その際、他の日程での施術振替のご相談を承ります。
  • Q6 交通費は別途、必要ですか?
    いいえ、不要です。交通費(往診費)も保険が適用となりますので、追加で請求することはありません。

保険について

  • Q1 介護保険に影響を及ぼしますか?
    いいえ、影響することはありません。介護保険によるサービス限度額が上限に達している方でも、医療保険適用よって問題なくご利用いただけます。

  • Q2 サービス利用に適用する保険はありますか?
    訪問マッサージに適用される保険は、社会保険、国民健康保険、後期高齢者医療保険などがあります。
  • Q3 健康保険を使う際、注意することはありますか?
    下記の条件がありますので、ご注意ください。

    • 寝たきりや歩行困難で、病名に限らず「関節の拘縮」「筋麻痺」の症状がある
    • 主治医から発行される「同意書」が必要

    75歳以上の方は「後期高齢者医療受給者証」、75歳未満の方は「国民健康保険」や「組合保険」など、お手持ちの健康保険をお使いになれます。また、マル障(障害者医療受給者証)による医療費助成制度もお使いになれます。

  • Q4 介護保険と医療保険では、サービスに違いが生じますか?
    訪問マッサージは介護保険でも医療保険でも利用でき、施術内容に違いはありません。要介護認定を受けている方は介護保険で、まだ要介護認定を受けていない方は医療保険でご利用いただけます。

症状・病名について

  • Q1 パーキンソン病でもサービスを利用できますか?
    訪問マッサージのご利用は、病名によって限定されるものではありません。ご利用者の主治医が必要と認めた場合、どなたでもご利用いただけます。

そのほか

  • Q1 「同意書」は、どんな書類ですか?
    ご利用者の主治医が病症名、症状や施術部位を記載する書類で、保険申請時に必要になります。有効期限は通常3ヶ月で、その後継続の場合は再同意の手続きが必須です。入手をはじめとする各手続きは、当センターで代行します。

  • Q2 「同意書」の代わりに、口頭での同意でも問題ないですか?
    厚生労働省からの通知では、「口頭による同意」でも差し支えないとされています。ただし、当センターでは変化するご利用者の状態を把握して正しい施術をするため、必ず主治医から書面による同意をいただいています。
  • Q3 緊急時には対応してもらえますか?
    もし緊急な事態が生じた場合は、ご利用者様の安全を最優先した対応を行います。
  • Q4 ケアマネージャーと連携していますか?
    サービス開始までの経緯、その後の定期的な経過報告はもちろん、ご利用者のからだに変化などが生じた時には随時、報告・相談します。